こんにちは(^o^)
都市開発により、立ち退きが決定している「炭火焼きグリル Sara紗(さらさ)」です。
最近、「まだやってたんだ」とかお客様に言われることもありますが、もう少しだけこの地区は大丈夫なのです(T-T)
だから、立ち退きまでは来てください!(>_<)
そして、店内においてある水槽についてお客様から質問されることが、最近多くなりました。
「どうしたら、こんな風にできるのか教えてくれ。」「業者にお願いしてるの?」「なんでコケだらけにならないの?」「水換えしなくていいの?」「掃除はどうしてるの?」
等、色々な質問をされます。
なので、今回はアクアリウムについて書こうかと思います。
私は学生時代にアクアリウム関係のバイトをしていたことがあり、飼育年数はもう30年位なので、ある程度の知識はあります。
皆さんのお話しを聞いて思うのは、難しく考えすぎだなということです。
飼育が難しい魚もいますが、そんな魚には手を出さなければいいのです。
現在アクアリウムには、大きく分けると2種類に分かれます。
①水草メインの水槽
②生体メインの水槽
です。
当店に設置されいる水槽は、
①の水草メインの水槽です。
半年~2年間位の長期間維持することを念頭に考えてプランを立てました。ネイチャーアクアリウムとも言います。
水槽・照明・フィルターなど、そのプランにあったものを初めに正しい選択をすることが最も大切なことです。
間違えた選択をすれば、買い直しをしなければならなくなり、費用・時間・労力の全てを無駄にしてしまいます。
間違いをしなければ、大きな失敗はしないと思います。
そして、次に大事なのは生体を投入するタイミングと生体の数です。
まず、初めにセッティングしてバクテリアが繁殖するまで水質が安定しないため、はじめはメダカ3匹とエビを数匹入れる程度にします。
水質が安定するまでは水換えを頻繁に行います。
安定してから決めておいた好みの魚を入れるようにします。
魚は数が多ければ多いほど水は汚れます。少なければ汚れません。
コケだらけなるというお客様はほとんど魚の入れすぎか餌の与えすぎです。
こういった水槽は、生態系を維持することを目的としています。
地球の誕生と同じで、生物が生活できる環境が、整ってから生物が繁栄するという順序。
環境より、生物が多くなれば環境破壊が進むというルール。
小さな水槽にたくさん魚を入れるということは、トイレも窓もない6畳の部屋に複数人で生活をさせるようなものです。
食べ物だけ与えていたらそのうちどんな部屋になるか、その人達はどうなるか想像してみて下さい(゜ロ゜;
水槽は川のような流れもなく、滞った環境です。浄化されるものはありません。
いくらフィルターがあっても駄目なんです。
逆にフィルターなどなくても毎日水を換えて掃除してあげれば大丈夫なんです。
「水換え不要のソイルを買ったのに」と、いったお客様もいました。
よく読んで下さい。数ヶ月~1年後には交換が必要と、書いてあるはずです。ソイルを全部換えるというのは水槽のリセットと同じなので、長期間維持できません。
費用も手間もかかりすぎます。
安価で購入できるフィルターやソイルに永遠に水換え不要はありません。
埼玉県のような海のない所で水産物の養殖に使われる特殊フィルターなどは科学的に可能ですが、観賞魚に使うには高価すぎて現実的ではありません。
当店においてある水槽は、だいたい月に一回1/3~1/2の水換えとガラス面のコケとり、伸びた水草のカットをしています。
フィルターの濾過槽の清掃は、年一回です。
90×45×45の水槽(約180リットル)の中に魚は7匹しか入れてません。
なので、長期間維持できるんです。あくまで主役は水草中心の環境なのです。魚はその生態系の1つです。
先日、揚羽蝶の幼虫の孵化にもチャレンジしましたが、生き物を飼うということは手をかけるということです。
手間をかけたくないが生き物を飼いたいということが間違っているんです。
手間をかける覚悟がある人だけが、生き物を飼う資格があるということです。命を預かるのは大変なんです。
月に一回の水換えもしたくないという人は、アクアリウムはできません。
ショップのスタッフは売りたいために、矛盾だらけのことを言ってきたりしますので気をつけて下さい。ほとんど素人みたいなスタッフもたくさんいます。
今はインターネットで調べれば、いくらでも情報が手に入ります。
安易に手を出さずに、確実な知識をつけてからチャレンジして下さいね。
また、解ることは何でも答えますので来店時には質問して下さい(^o^)
夏に向けて、焼肉の季節です!
ご来店お待ちしております!!